殿様の通信簿

読書が好きで良く図書館に出没するし本屋へも頻繁に出入りする。良くセブン&アイで購入するが、ここのいいところは指定のセブンイレブンで購入できること。送料が無料だ。アマゾンもたまに使う。

さてセブン&アイで購入した「殿様の通信簿」。磯田道史氏の著書である。江戸元禄期の「土芥コウシュウ記」=漢字に変換できなかった・、が元の資料だ。この意味は君が家臣を土やゴミ扱いすると家臣はこれを恨むとある。

殿様の通信簿


資料の「土芥~」は秘本であるらしい。原本は1冊しか残っていない。内容は幕府執政達が公儀隠密に各藩主の人物像を調査して、まとめたものである。

忠臣蔵で有名な赤穂浅野家の浅野内匠頭も出てくる。ここに書かれている内匠頭は簡単に言うと、部類の女好きで(昼夜問わず奥向きで女と戯れている)、政務を顧みず、神経質で、武道マニアで云々。赤穂浅野家は近いうちに改易になるだろうと、下々までが噂していると書かれている。いやはや凄まじい描写だ。

忠臣蔵も後世賛美されているが、事実は所詮武士団とは本質は武装強盗団であるので、プライドの固まりの高家吉良上野介にいびられ、切れて(いわゆるプッツンした)相手に刃傷におよんだというのが真相ではないだろうか。

生身の人物像が描かれていて、面白い本であった。






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Posted by マツケン at 22:04│Comments(0)読書
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