不惑ラガーマンの日記

昨夜、浜岡原発の全炉停止要請を管総理大臣がおこなったとの報道があった。もともと想定される東海地方地震のど真ん中に設置されていた原子力発電所である。この大地震が３０年以内に起こる確率が８０パーセント以上とのこと。



恐ろしいことである。安全といわれていた原子力発電所ではあるが、今回の福島の事故により安全ではないことが証明された。そんなに安全だったら東京のお台場に作るべきだろうよ。



この場所は中京・関西圏と首都圏を結ぶ日本の大動脈であり、ここで事故が起こると日本はおしまいだ。今回の英断については私は賛成である。まさに国家の興亡がここにかかっているのだ。



但し代替エネルギーの加速度的開発と地元の雇用確保（原発関連に多くの雇用がある）を講じて、同時進行すべきである。発電コストも原発は安いが、技術革新を期待したい。


資源も無く、国土も狭隘で人口も国土の割には多く、頼るのは人材だけというわが国にとって今が一番重要な時期である。次の世代に豊かで安全な国家・社会をバトンタッチしていくのは、今の世代の責任だ。


電気はほしいが原発は危ない・・・。難しい問題だが国家指導者の奮起を望みたい。